【ヨーゼフ通信 2021.9月号】運動と食欲の秋を楽しもう
東京オリンピックは終わりましたが、スポーツの季節はこれからです。健康であること、運動ができることに感謝しながら、美味しい秋の味覚をいただくこともお忘れなく!
東京オリンピックは終わりましたが、スポーツの季節はこれからです。健康であること、運動ができることに感謝しながら、美味しい秋の味覚をいただくこともお忘れなく!
軽やかな甘さと口当たり。グルテン・カゼインフリーの方も安心。
こんにちは!マリヤ・クリニック管理栄養士のリッキーです。日常で栄養指導をしていて感じることの一つが、「完璧な食事法はない」ということです。100人中95人にとって良い食事が、残りの5人にとっては害になることもありえます。今回はこのことについての主観的感想をお話しします。
■塩分制限は誰にでも必要?
日本は塩分の多い漬物や汁物を食べる食文化なので、「減塩」は、万人に健康的な食文化として認識されているように感じます。
塩分を控えめにして食事を作っている方は、家族のことを考えた、献身的な人として尊敬の眼差しを送られることが多いでしょう。食事を作るだけでも凄いのに、塩分のことまで考えているとは何て尊い方なのかと。
■何故塩分制限が良いのか
心臓が悪い人は血圧が上がらないようにすることが必要です。そのため、血圧を上げてしまう塩分を制限するというのは理にかなっています。50歳から89歳までの死因を調べると、1位が癌で、2位が心疾患になっています。死亡総数に占める心疾患の割合は15%でした(2020年人口動態統計より)。また、日本人の高血圧患者は人口のおよそ3人に1人という状況なので、たしかに減塩した方がいい人口が4千万人以上というのは多い数値です。
とはいえ、全人口が高血圧患者ではありません。もちろん低血圧が原因の症状に悩んでいる方も多くいらっしゃいますが、血圧を上げたい低血圧の方に減塩は必要でしょうか?
■塩分制限が禁忌の人もいる
「副腎機能不全」という病気があります。名前から想像できるように副腎が働かなくなることが原因で、全身倦怠感、発熱、腹痛、嘔吐、低血圧などの症状が悪化して、時には死に至る病気です。血液検査をすると9割近くが低ナトリウム血症になっているので、治療のために生理食塩水を点滴します。
副腎機能不全の方に、減塩食はとても危険であり、すべきではありません。副腎機能不全の前段階に「副腎疲労」という状態があります。副腎はストレスが多いほどダメージを受けるため、自分や家族が本当に減塩でいいのかは慎重に考える必要があります。
このように、盲目的に「○○は身体にいい」という情報を信じていると、知らずに自分や家族を危険な状態に導くこともあるのでご注意を!
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