【ヨーゼフ通信 2021.6月号】雨の日のパワーフード
低気圧では自律神経が乱れがち。血管の健康のためにマグネシウム、神経の健康のためにビタミンB群が多い食品を選びませんか?
低気圧では自律神経が乱れがち。血管の健康のためにマグネシウム、神経の健康のためにビタミンB群が多い食品を選びませんか?
こんにちは!マリヤ・クリニック管理栄養士のリッキーです。今年の梅雨入りは各地で平年よりひと足早くなったようですが、その分夏が早く来るのか梅雨が長く続くのかは梅雨前線の気分次第。曇りの日は紫外線によるシミなどの肌へのダメージも少ないと思われがちですが、その油断はとても危険なんですよ!
曇りの日や雨の日はUVケアを油断してしまうことがありませんか?気象庁が発表している「日最大UVインデックス」によると、毎年5~8月が紫外線のピークです。昨年の東京の数値は、なんと7月より6月の数値の方が高いくらいです。日差しの強い夏だけ頑張ればという考えは、シミだけではなく、たるみなどの肌老化につながってしまいます。
とはいえ、人間は紫外線をある程度浴びると体内でビタミンDを生成することができるので、健康を維持するための紫外線は必要です。ビタミンDは骨量を維持するためだけではなく、免疫力を高めたり、うつ病を予防することが知られています。
では、健康維持のためにどれくらい紫外線を浴びればいいのか気になるところですよね。調べてみると、紫外線量は北海道と沖縄では大きな差があり、紫外線から合成できる量の個人差も大きいのですが、おおよそ1日に必要な日照時間は15~30分程度のようです。
紫外線以外に肌の美しさと関係が深いのが肝臓です。「肝臓は美肌工場」という格言があるくらいです。美肌に関わる肝臓の働きは大きく2つ。
1つ目は「解毒機能」です。身体に入ってきた毒や身体で作られた毒を解毒するのは肝臓の仕事です。食品添加物や残留農薬など、たとえ基準値未満の量を摂っていたとしても、肝臓の解毒機能が弱ければ無毒化しきれていないかもしれません。
2つ目は「代謝機能」です。肝臓は腸で消化・吸収した栄養素を必要な場所に運びます。肌は老廃物を排出した後に栄養素を取り込み、常に新陳代謝を繰り返しています。つまり、スクラップ&ビルドなくして美白なしということです。
肝臓を英語で言うとレバーですよね。レバーは肌を滑らかに保つためのビタミンAや亜鉛をはじめとした栄養素が豊富。肝機能が低下してしまう脂肪肝を防ぐためには、糖質の過剰摂取に注意して、イノシトールを積極的に摂取することがお勧めです。
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